第23回日本褥瘡学会北海道地方会学術集会

ご挨拶

 この度、第23回褥瘡学会北海道地方会学術集会を担当させて頂くことになりました。このような貴重な機会を賜り皆様に心から感謝申し上げます。
近年はパソコンなどの機器があれば、どこに居ても、学術集会やセミナーの内容、学術論文など様々な情報がWorld Wide Webを通し得ることができます。さらにArtificial Intelligence(AI)が飛躍的に進化し、医学的診断および、人手不足が深刻になる医療の現場では介助ロボットの開発にも用いられています。AIによる文章作成は瞬時に個性まで再現され、本人と同じ声で読み上げることも可能です。
 「人だからできること、とは何か?」を考える時代になっています。AIは、機能の殆どが、過去の膨大なデーターが基礎になり信頼性を高めていますがそれは逆に弱点とも言えます。身体の構造や機能には、未知なものが多くデーター化は困難です。例えば、老化は個人差があり不確定要素の1つですし、感覚は身体の変化を知らせますが、それを、正確に数値や文章で示すのが不可能に近いことは言うまでもありません。人だからこそ、疑似ではない体感によって、無意識の脳のどこかが刺激され、新たな知見を得る可能性があります。
 第23回学術集会は、テーマを「体感し、探究する〜学びを深める褥瘡ケア〜」としました。
共催セミナーでは、なかなか会うことができない講師の皆様から対面で受講し、直接質問することもできます。シンポジウム、一般演題ではディスカッションに体感の側面があります。また、触覚や、圧覚、バランス感覚などの体感を目的としたハンズオンセミナーも予定しております。
 まずは、深く考えずに楽しんで下さい。リラックスすることで感覚が研ぎ澄まされ、aweaness(自覚・気づき)が得られます。1つでも多くのaweanessを持ち帰り、探究し、次年度には是非この会でシェアしていただけたら嬉しく思います。当日、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

第23回日本褥瘡学会北海道地方会学術集会 
会 長 坂本 理和子(社会医療法人恵佑会札幌病院 看護外来室長)


日本褥瘡学会北海道地方会では今後、会員の皆様への情報配信を紙媒体からメール配信へと徐々に移行する方針です。メールアドレスを登録していない会員の方は日本褥瘡学会北海道地方会事務局(e-mail: jspu-hokkaido@shunkosha.com)までお知らせいただけますようお願い致します。

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